更新日: 公開日: 地域活動
2017年、当時次男が中学3年生の時、私は豊中市立第九中学校のPTA会長でした。
それまで自分が住むマンションで自治会会長を務めた時に始めた、マンションを飾るイルミネーションの経験があったことから、当時校長先生だった栗林校長にお話を持っていきました。
「先生!冬の寒い中、暗くなるのも早くなるこの時期に、生徒をほっこりさせる温かなイルミネーションしようと思うんですが、どうでしょう?」
『良いですね〜。でもせっかくなので、その温かい明るさを、防犯に活かせたら良いでしょうね』
当時、生徒の通学路では、冬になると毎年のように不審者情報が寄せられ、中には被害にあった事例も報告されていました。
街灯を増やしたら、、警備を付けたら、、防犯カメラを設置したら、、と、あれこれと意見は多かったのですが、私にとっては何の役にも立たない事のように思っていたのを思い出します。
そこにこの校長先生の一言があって、「そうですよね!不審者が居なくなる明るい通学路に変えたら良いんですよね!!」と話が盛り上がり、どんだけイルミが好きやねん!と突っ込みたくなるような校長先生、教頭先生に支えられ、また、保護者、地域のボランティア、住民の人たちの長年にわたる協力もあって、現在に至ります。
イルミを初めて既に7年。それまであった不審者情報は一切無くなり、現在ではその通学路を通る第九中学校の前の千里青雲高校も、学校を挙げて応援してくれています。
イルミのFBや取材記事や動画を見てくれた関東の大学生が同じようなボランティアを始めてくれ、表彰されたと連絡が来ました。
温かい光で安心を生み出し、その活動が世代を越えた地域の繋がりに発展していくような、そんな活動を今後も続けていきたいと思っています。
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