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これね、、、
当時、いろんなメディアが取り上げてたし、ノンフィクションとして沢山売れた本ですね。
泰子の闇、社会の闇、警察の闇を描くために尽くされた取材に感嘆した思い出があります。
「ああ、やっぱりこうやって警察は犯人を仕立て上げていくんやな〜。でもこのネパール人は無罪になれてラッキーやったな〜」っていう思いが今も残っているので、おそらく泰子の闇の部分よりも、犯人を仕立て上げた警察の闇が晴れてよかったな〜って思ったのが一番やったかな。
正直、立ちんぼしたり、今は無くなっていますが、梅田の泉の広場でお客さんを買っている若〜〜〜い女の子を保護するボランティアをやっていた時に、と〜〜んでもない家族の状況や個人の想いに沢山触れていたので、案外、泰子の考え方や背景や堕ちていく感じはスッと理解できました。
闇に光を当てる作業って、本当に大変で、生半可な知識や齧った甘い幻想なんかで対峙できる問題ではないと思います。
取材したことを言葉で残す作業には、大変な労力を伴うので、ここまでの作品を仕上げた佐野さんは素晴らしいと思います。
てらさん、ありがとね〜〜。
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