この音とまれ!

更新日: 公開日: 汎書店おすすめ本

この音とまれ!


まんがにはうるさい、、と思う。
もう、どれだけの作品を読んで買っていたのか分からないほど^^
なので順位はつけられないが、今一番発売を心待ちにしている作品がこれ。

ん?少女漫画?と思うような細い線。

琴線に触れる、、、登場人物の感情の変化や、聞いたことのない音(琴)の想像力が太い、、、。
話の展開は普通に想像できる範疇なのだが、そこに「わかるわ〜」とか「くぅ〜」とか「泣ける〜」っていう人の心の描き方が秀逸。

美内すずえのガラスの仮面は、次のページに移る前のコマに左向きの表情を書いて、人に潜在的な興味を持たせるのに役立つ手法をとっている、、と何かで読んだ事があるが(そんなことせんでも面白いからハマるけど)、この音とまれ!は、それを読者が持つ音の想像力を増幅させることで成し遂げている。
どんな演奏か分かるはずもないのに、物凄い興奮をもたらせるのはとんでもない人だと思う。

ある日、何気なくブックオフで数ページ立ち読みして、すぐに梅田の紀伊國屋で全巻購入し家に持って帰ると、家族全員見事にハマったおすすめの作品です。

悪い点は、1年に2冊か3冊しか発売されないとこ、、、、。
因みに、汎書店には在庫ございません、、、。