草の花

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草の花

福永武彦さん、草の花。

孤独のカタチ、愛のカタチ、、

時代によって、社会のあり方によって、もちろんその人によって違うんやろうけど、、
福永さんの書くこのお話、キリストの愛の話に通じるよな〜〜^^

僕は、孤独とは、自分が思うことの更に上の段階の何かを得るために必要なこと、人の思いに寄り添うことが真に可能になるための手段、だと思っているが、果たして汐見の状況でそう思い続けることが出来るのか、、とか考えて読んでたな〜〜^^

本当に自分の中の考えや思いと比較しながら読んだ記憶があるが、それを可能にするような流れるような、物凄く心に入ってくる文章を福永さんは書きはります。時々手を止めて夢想したり、思いを闘わせたり、物語に出てくる美しい会話や文章に魅かれながら読める素晴らしい本です。

読み終わってからの暫くの感動タイムは、何度味わっても良いもんです。
福永さんの愛と孤独の物語、人間、深くなりますよ〜〜^^

ええ本です^^