早すぎた男 南部陽一郎物語 時代は彼に追いついたか

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早すぎた男 南部陽一郎物語 時代は彼に追いついたか

中岡さん、ありがとうございま〜す^^

南部さんの本は、高校2年生の頃「素粒子物理の最前線」というのをブルーバックスで読んだことがありました。
ブルーバックスのシリーズが好きで、文理問わずなんでも片っ端から読んでいましたが^^その中でも、丁寧でわかりやすく、平易な文章で書かれていたのを覚えています。
『あ〜、こんな書き方、説明の仕方できる人って、本当に頭が良いんやろな〜』って、あまり人を認めなかった唯我独尊時代の記憶として、鮮明に残っています(笑)

この本は、実は私の蔵書にあります^^
中岡さんもコメントされていますが、物理学者としての研究内容の説明や側面ではなく、南部さんの生き様、人間臭いところ、人としての詰めが甘かったり、認められず長い苦労をしたりという中で、周りに影響を与えて感謝される、正当な評価のために手弁当で南部さんを支えた人がいる、そして遅すぎはしましたが、彼の偉大な功績が評価され後世に残る、、といった、それこそ今を生きる私たちにとって必要なことが書かれているのがこの本です。

この本をきっかけにして、南部さんの研究した内容や、彼のような人の人生についての学びをしたい!と思える本となっていますが、これこそが読書の醍醐味であり、書籍の役割だと思っています。

良い本です!!
皆さんも是非手に取ってもらいたいと思います^^